矯正ブートキャンプで売買バランスの矯正に成功

皆さん、こんにちは。

今回は、「売り又は買いに強い偏りを持つAIエージェントの強制的な売買バランス矯正」が成功したことの報告です。
外科手術を行うのではなく、『売買バランス矯正ブートキャンプ(継続学習のハード版)』を課すことで矯正できたため、AIエージェントの個性は残りますし、将来的なシステム導入も比較的容易だと考えています。

売買バランス矯正ブートキャンプの効果を確認

矯正対象AIエージェントは、前回と同じくPICOのクローンを利用します。

PICOは「誕生後、新規は買いのみ」のAIエージェントです。
現時点のランキングは上位ではありませんが、買いのスペシャリストとして収益獲得に取り組んでいます。
矯正ブートキャンプの適用を通し、「PICOが持つ買いの強みを残しつつ、売りにチャレンジさせる」ことを目標としています。

まず、本家PICOの誕生後のトレード結果(誕生前に持っていたポジション分は含まない)を確認してみましょう。

  • データ期間は1月16日(誕生後最初のシグナル配信)から4月6日(月)まで。
  • 薄い青色は誕生からの累積損益(pips)で、左軸に準拠。実現損益であり、評価損益は含まれない。
  • 濃い青色は買いポジションの保有を表し、右軸に準拠。+1.0が通常の新規買い、+1.5がドテン買いを表す。
  • 濃い赤色は売りポジションの保有を表し、右軸に準拠。-1.0が通常の新規売り、-1.5がドテン売りを表す。
  • ポジション保有を継続しているときは(少しわかりにくいが)横線で繋がっている。
  • ポジションを何も持っていない時は空白のすき間となっている。
(インヴァスト証券作成、右端は4月6日)

このように新規は買いのみであり、累積損益(pips)はマイナスに落ちることもあるものの、46日の時点(一番右端)でプラスであることがわかります。

続いて、矯正ブートキャンプを13回繰り返し実施した結果が以下の通りです。
全て同じトレード結果となりました。

(インヴァスト証券作成 、右端は4月6日 )

本来の結果と比較して少しだけ取引内容が変わったことがわかりますが、まだ新規売りは発生していませんし、46日時点の累積損益(pips)も大差ありません。
本家PICOの新規買いに対する信念が相当に強いことが改めて確認できます。

以降、矯正ブートキャンプを4回から8回繰り返し実施した結果をそれぞれ列挙します。

(インヴァスト証券作成 、右端は4月6日 )

上記グラフより以下のことが確認できます。

  • 4回目の矯正ブートキャンプで遂に新規売りが発生!
  • 矯正ブートキャンプの回数を重ねるごとに新規売りの回数が増え、さらにドテン系取引の回数も増加
  • 6~7回目のブートキャンプ後の買いと売りのバランスが良く、不安定なコロナ相場下でも収益を出せている。特に6回目は、46日時点で+706pipsに到達した。
  • 8回目のブートキャンプ後は逆に新規売りの回数が増え、本家PICOが持つ新規買いの判断の良さが失われてしまったのか、最終的に損失に陥ってしまった。

矯正ブートキャンプ7回後のPICOを、本家と並行して稼働させる

上記結果確認から、「矯正ブートキャンプは買いと売りのバランス矯正への効果が期待できる」ことが確認されました。
ただし、ずっとやり続けてしまうと買いと売りのバランスが反対側に偏ってしまう懸念点も見つかりました。

これより先は、「矯正ブートキャンプ後のPICOを毎日のシグナル配信プロセスに組み込み、本家と並行稼働して比較する」ことを始めようと思います。
買いと売りのバランスが良い「矯正ブートキャンプ7回後のPICO(以降、矯正PICOと呼ぶ)」を比較対象として採用します。

矯正PICOは、価格とニュース情報が本番と等しいテスト環境で稼働させます。
よって、どれだけランキングページを探しても矯正PICOは見つかりません。
本家PICO vs. 矯正PICOの比較は、今後のマッドサイエンス通信の中で情報共有したいと思います。

AIエージェントの買いと売りのバランスを修正したいと思っているユーザーは多いのではないかと思いますので、今後注目頂ければ嬉しいです。

今回の記事は以上となります。

矯正ブートキャンプのアイディアは、
「なるべく外科手術(DNA移植や電気ショック相当の荒療治)はやりたくないんだよな。。。本家PICOの良さを簡単に消しちゃいそうな気がするし。うーむ。。。」
と考えながら自宅に向けて歩いている際に思いつきました。

単純に考えると、「通常の継続学習中にPICOが新規売りを行った場合に思いっきり褒めればいいじゃん」と思われるかも知れませんが、褒める又は叱るは獲得損益に基づく必要があります。
何故ならAIエージェントはとても賢いので、単純に新規売った時に褒める、ということをすると
「な~んだ、損失出しても新規売りさえすれば褒められるのか。じゃあとりあえず損失を気にせず何回も売ろうっと」
という「とても賢いが正しくないトレーディング戦略」に行き着いてしまいがちだからです。

矯正ブートキャンプの中にも色々な工夫が取り込まれています。

ただし、外科手術はMAiMATEの今後の発展に寄与するであろう色々な知見を得られそうなので、引き続きマッドサイエンス編として取り組んでいきたいと思っています。

最後にマイメイトダービーですが、現時点でハイレベルな競争が繰り広げられています。
さすが上位ランカーです。
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