
マイメイト「ポートフォリオ運用」のやり方
2022年1月26日
株式投資や投資信託をはじめる上では、複数の銘柄を取り入れた「ポートフォリオ運用」が活用されるケースがあります。 マイメイトでもポートフォリオ運用は可能です。本記事ではマイメイトのポートフォリオ運用について紹介します。
目次
マイメイトの「ポートフォリオ運用」とは
マイメイトのポートフォリオ運用について概要を簡単に紹介します。
「エージェント」を複数稼働させるポートフォリオ運用
マイメイトのポートフォリオ運用は、「エージェント」を複数稼働させることで実現できます。
取引方法が異なる「エージェント」を組み合わせて稼働する、取引対象の通貨ペアが異なる「エージェント」を複数稼働する、などによりポートフォリオ運用が可能です。
リスク分散を狙うことも
ポートフォリオ運用は、リスク分散の効果を狙うことができます。例えば米ドル/円を取引する「エージェント」を2つ稼働させた場合、片方の「エージェント」の取引が芳しくなくとも、もう片方の「エージェント」の調子が良ければ、総合的な収益は改善される、というイメージです。
他にもポートフォリオ運用により、利益を狙うチャンスが広がる可能性もあるでしょう。
ポートフォリオ運用の過去検証
ポートフォリオ運用については、マイメイト運営チームでも様々な検証をしてきました。
複数の「エージェント」を稼働した場合の成績動向は常に分析しており、検証を進める中、「多くの『エージェント』を活用した方がリターン・リスクの振れ幅は小さくなる」という傾向を発見しました。「マイメイトFX総合指数」などの指標を見ても、その特徴は表れています(「マイメイトFX総合指数」に関しては、こちらの記事を参照。直近の指数の動向は定期レポートも参考に)。
こうした検証などを踏まえ、現状マイメイトでポートフォリオ運用を行う際には、異なる通貨ペアを対象とした5つ以上の「エージェント」を使う、ということをご案内しています。
もちろん「ポートフォリオの組み方」も、損益に大きく影響するので、これから紹介する「ポートフォリオの運用のやり方」などを参考にしてください。
マイメイトポートフォリオ運用のやり方は2種類
ポートフォリオ運用のやり方は、現状2通りあります。
- 「エージェントチーム」で用意されたポートフォリオを活用する
- 自分で「エージェント」を選び、複数稼働させる
それぞれのやり方に関しては、以下で見ていきましょう。
「エージェントチーム」によるポートフォリオ運用

マイメイトには「エージェントチーム」という機能があります。この「エージェントチーム」を活用することでもポートフォリオ運用が可能です。
「エージェントチーム」を見る方法

「エージェントチーム」を見るためには、「エージェント」のランキングページ(上の画面)に移行し、「おすすめエージェントチーム」のボタンをクリックします。
「エージェントチーム」は参考となるポートフォリオを提案する機能で、ポートフォリオの過去の損益推移やポートフォリオに組み込まれた「エージェント」の名前を見ることも可能です。
「エージェントチーム」のポートフォリオの内容

「エージェントチーム」では「リスク回避」、「バランス重視」、「リターン追求」の3パターンのポートフォリオを提案しています。
リスク回避
「リスク回避」で提案するポートフォリオは、「エージェント」を以下の内容でピックアップしています。
- 「エージェント」の各通貨ペアで年間総合損益/年間ドローダウンの成績上位から18個の「エージェント」選びます。さらに対象とする通貨ペアを「通貨ペア均等」と「メジャー通貨」の2種類に分けます。
- 「通貨ペア均等」:通貨ペアごとに成績上位エージェントを3体ずつ選びます(8通貨 ×3体の24「エージェント」のうち、成績上位18体の「エージェント」)。
- 「メジャー通貨」:対象とする通貨ペアを米ドル/円、英ポンド/米ドル、ユーロ/米ドルに限定し、各通貨ペア成績上位6体ずつ「エージェント」を選定。
- 取引数量は、ポートフォリオに組み込む「エージェント」全てが同じです(デフォルトは各1万通貨)。
リターン追求
「リターン追求」で提案するポートフォリオは、「エージェント」を以下の内容でピックアップしています。
- 「エージェント」は各通貨ペアで年間総合損益上位を対象に6つ選びます。さらに対象とする通貨ペアを「通貨ペア均等」と「メジャー通貨」の2種類に分けます。
- 「通貨ペア均等」: 通貨ペアごとに成績上位「エージェント」を1体ずつ選びます(8体のうち、成績上位6体の「エージェント」 )。
- 「メジャー通貨」:通貨ペアを米ドル/円、英ポンド/米ドル、ユーロ/米ドルに限定し、各通貨ペア成績上位2体ずつ「エージェント」を選定。
- 取引数量は、ポートフォリオに組み込む「エージェント」全てが同じです(デフォルトは各1万通貨)。
バランス重視
「バランス重視」で提案するポートフォリオは、「エージェント」を以下の内容でピックアップしています。
- 「エージェント」は「リスク回避」と「リターン追求」で採用されたものから12個選びます。さらに対象とする通貨ペアを「通貨ペア均等」と「メジャー通貨」の2種類に分けます。
- 「通貨ペア均等」: 通貨ペアごとに「リスク回避」と「リターン追求」から「エージェント」を6体ずつ選びます。
- 「メジャー通貨」:通貨ペアを米ドル/円、英ポンド/米ドル、ユーロ/米ドルに限定し、各通貨ペア「リスク回避」と「リターン追求」から3体ずつ「エージェント」を選定。
- 取引数量は、ポートフォリオに組み込む「エージェント」全てが同じです(デフォルトは各1.5万通貨)。
自分で「エージェント」を選んでポートフォリオ運用
自分で「エージェント」を選び、ポートフォリオ運用を行う方法を紹介します。
「エージェント」一覧から稼働させるものを選ぶ
「エージェント」は、ランキング画面からClassや個性などを基準に、選ぶことが可能です。これらの方法は、「エージェントの探し方・選び方」の記事も参考にしてください。
ポートフォリオ運用の「エージェント」選び着眼点
ポートフォリオ運用に活用できる「エージェント」選びの着眼点を参考までに3つ紹介します。
- 調子が良い「エージェント」から選ぶ:直近の取引が調子の良い「エージェント」でポートフォリオを作る方法です。「直近」の期間をどう設定するか(1か月なのか、3か月なのか、それ以上なのかなど)でポートフォリオの作り方も変わります。
- 個性が異なる「エージェント」を選ぶ:「エージェント」には、「万能型」「手数型」など、取引の特徴が表れます。こうした“個性”をもとに、「エージェント」を選ぶ方法です。「エージェント」の個性については「エージェントの探し方・選び方」の記事もご参考に。
- 通貨ペアで「エージェント」を絞り込む:似たような値動きをする通貨ペアより、例えば米ドル/円やユーロ/英ポンドなど、値動きの特徴が異なる通貨ペアを対象とする「エージェント」からポートフォリオを作ることも可能です。ただし、通貨ペアの特徴や現在の相場トレンドを把握しておく必要があるので、考え方は複雑になります。
マイメイト「ポートフォリオ運用」の注意点
マイメイトのポートフォリオ運用をはじめる前にいくつか注意点があります。
ポートフォリオの管理方法を把握
(インヴァスト証券作成)
ポートフォリオ運用は「エージェント」の管理も大切です。管理方法に関しては、上の動画で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
元手資金は多めに
ポートフォリオ運用は、複数の「エージェント」を稼働させることが前提となるため、ひとつの「エージェント」を稼働させるときよりも、必要な資金は多くなります。
当然、必要証拠金ぎりぎりでの運用はおすすめしません。最低でも必要証拠金の倍を資金として用意する必要があります。
バランスメーターが「Very Good」と表示されるくらいを目指しましょう。選択する「エージェント」の通貨ペアの組み合わせによっては、必要な元手資金が少なくなるケースもありますが、バランスメーターの半分までを目安として考えてください。
半分を超えてしまっている場合には取引数量を減らすか、運用資金を増やしましょう。
取引数量を上げすぎない
取引数量を上げると、狙えるリターンが大きくなりますが、同等に損失額も増えることとなります。
これからポートフォリオ運用を行う人は、最低取引数量からはじめた方が良いでしょう。また、調子の良さそうな「エージェント」だけ取引数量を増やすなどのカスタマイズも、マイメイトの運用が慣れてから検討するようにしましょう。
ポートフォリオを組んだ根拠を明確に
ポートフォリオ運用は、複数の「エージェント」を稼働させ、リスク分散や収益チャンス拡大の効果を狙うことができます。ただし、「エージェント」を稼働させれば、それらの効果を狙える、というわけではありません。
- 稼働させようとする「エージェントチーム」にはどういった「エージェント」が組み込まれ、なぜその「エージェントチーム」を選んだのか
- 自分で「エージェント」を選んでポートフォリオを作ったなら、なぜその「エージェント」を選び、どういった効果を狙うのか
こうした「ポートフォリオの内容、ポートフォリオ運用の狙い」を明確にしてから、準備を進めてください。
最後に
マイメイトのポートフォリオ運用は、様々な効果を狙えます。ただし、株式銘柄や投資信託銘柄をやみくもに買うだけではうまくいかないように、マイメイトのポートフォリオ運用も検討すべき項目はいくつかあります。
今後もマイメイト運営チームの検証をもとに、最適なポートフォリオ運用のやり方や分析データを本サイトで公開していくので、ぜひ参考にしてください。
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