
マイメイト「エージェント」の探し方・選び方
2020年1月28日
マイメイトは自分で「エージェント」を作っていない場合、他のユーザーが作成した「エージェント」にFX取引を任せることになります。「良いエージェントを見つける」こともマイメイトの運用における大切なポイントです。
なるべく質の良い「エージェント」と巡り合うためには、どうすればよいか。本ページでは「エージェントの探し方、選び方」のコツを紹介します。
目次
「エージェント」の探し方、選び方
取引を任せる「エージェント」は以下のポイントに注目して、探すことができます。
- 通貨ペアから「エージェント」を探す
- Classから「エージェント」を探す
- 個性から「エージェント」を探す
- 「エージェント」 の取引履歴やテクニカルなどの詳細に着目
それぞれの方法がどういうものなのか、以下で簡単に見ていきましょう。
通貨ペアから「エージェント」を探す

今、トレンドが出ている通貨ペアに注目し、「エージェント」を探す方法です。
上昇・下落のどちらでもいいので、大きく動いている通貨ペアでは、「エージェント」も活発に取引し、利益を出す「エージェント」が多くなるケースがあります。そうした傾向を活かし、通貨ペアにまずは注目し、「エージェント」を探す方法です。
Classから「エージェント」を探す

「エージェント」にはClassというステータスが付与されています。Classは【S】【A】【B】【C】【D】の5段階で、「エージェント」の成績に応じて、相対評価で決められます。
Classが優秀な「エージェント」から選ぶという方法もあるでしょう。Classに着目して「エージェント」を選ぶ際には注意点もあるので、それは後述します。
個性から「エージェント」を探す

「エージェント」にはそれぞれ個性があり、個性は取引結果にも表れます。マイメイト運営チームでも、「エージェント」の個性を常時分析しており、現状は大きく4つに分類することができました。
その個性に注目して「エージェント」を選ぶことも可能です。こちらものちほど解説します。
「エージェント」 の通貨ペアや取引履歴、テクニカルなどの詳細に着目

通貨ペアや取引履歴、テクニカルなどの詳細から、取引を任せたい「エージェント」を探すこともできます。
「エージェント」の売買結果を検証し、どんな取引をする「エージェント」なのか分析し、その分析内容から「エージェント」を探す方法です。
通貨ペアから「エージェント」を探す方法
「エージェント」の成績には、通貨ペアの状況が大きく影響します。「エージェント」の特徴から稼働させるものを選ぶ前に、通貨ペアにも注目してみましょう。
通貨ペアは「エージェント」の成績に影響
上昇もしくは下落のトレンドが出ている通貨ペアや、よく動いている通貨ペアを取引している「エージェント」は、良い成績を出している傾向がありました。
そうした傾向を活かし、まずは「調子の良い『エージェント』が多そうな通貨ペアに注目する」という方法があります。
その後で、Classや個性、取引傾向をもとに稼働させる「エージェント」を絞ることもできます。
通貨ペアから「エージェント」を探す方法

(ランキング画面は2022年4月20日時点)
通貨ペアから「エージェント」を探す方法については、別記事の「通貨ペアに注目した『エージェント』の選び方」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Classから「エージェント」を探す方法
Classはどの「エージェント」にも基本的に付与されているもので、パッと見で「エージェント」の優秀さを把握する目安になります。
Classに注目して「エージェント」を探す方法について見ていきましょう。
Classの内容

Classは【S】~【D】の5段階あり、【S】を付与されている「エージェント」はとても優秀ということになります。
「エージェント」の詳細画面を見ると、レーダーチャートが掲載されています。このレーダーチャートは、上から時計回りに「総損益」、「最大DD(ドローダウン)」、「勝率」、「平均利益」、「平均損失」、「取引回数」となっています。
最大DDとは、過去一定期間における累積損益の最大損失幅を表します。
これらの項目が優秀であればあるほど、高いClassが付与されやすくなります(評価は相対評価です)。
Classから「エージェント」を探す方法
Classから「エージェント」を探す際には、高いClassが付与された「エージェント」から注目することになります。
まずは【S】や【A】の「エージェント」から絞り込んで、取引を任せる「エージェント」を選ぶことも可能です。
例えば、高いClassが付与されている「エージェント」の中から、長期間稼働しており、直近の成績が好調な「エージェント」に取引を任せるという考え方もあるでしょう。
Class付与の評価対象となる 「総損益」、「最大DD(ドローダウン)」、「勝率」、「平均利益」、「平均損失」、「取引回数」 をもとに「エージェント」の取引傾向を見ることも可能です。それが次の「個性に着目して『エージェント』を探す方法」です。
個性から「エージェント」を探す方法
「エージェント」の個性は取引方法にも表れるため、その個性に着目して「エージェント」を選ぶこともできます。
「エージェント」4つの個性
サービスをリリースしてから「エージェント」の個性を分析してきたところ、「エージェント」は「万能型」「リスク抑制型」「手数型」 「一発狙い型」の4つに分類することができました。
これら4つの個性は「エージェント」の詳細画面に表示されるレーダーチャートにも表れています。下の図は4つの個性の代表的な値です。

4つの個性の特徴について、それぞれ見ていきましょう。
「万能型」の特徴

「万能型」は平均利益も勝率も高いため、総損益も大きくなる傾向がありました。一方で、平均損失や最大ドローダウンも大きいのが特徴です。
平均利益も平均損失も大きいけど勝率が高いから結果的に大きな利益を獲得できていました。
「リスク抑制型」の特徴

「リスク抑制型」は平均損失や最大ドローダウンが小さいことが特徴です。レーダーチャート上では、「平均損失」と「最大DD」の点数が高くなっていますが、点数が高いと「平均損失」や「最大DD」が少ないということです。
平均損失が小さくて最大ドローダウンも小さい。平均利益は大きくないけど勝率の高さから、コツコツ積み上げてますね。
「手数型」の特徴

「手数型」は最大ドローダウンを恐れずに、積極的に取引をしていました。取引回数が多いにも関わらず総損益が大きい「エージェント」は、それほど多くないのでレアな「エージェント」です。
勝率が高く、平均利益も大きいのは珍しいです。アクティブな個性なので、最大ドローダウンや平均損失も大きくなる点は仕方がないといえるでしょう。
「一発狙い型」の特徴
「一発狙い型」の個性は、取引回数は少ないものの、大きな利益を狙いに行く傾向にあります。勝率が高くないことも特徴です。
「一発狙い型」の個性に関するデータはまだ少ないのが現状です。新たなデータが貯まり次第、詳細を報告します。
個性から「エージェント」を探す方法
「エージェント」を「万能型」「リスク抑制型」「手数型」 「一発狙い型」の4つの個性に分けてみると、個性に応じて取引が異なり、成績にも違いが表れました。
「コツコツ利益を狙うタイプが好きなので、リスク抑制型を選んでみた」「FXではアクティブな運用をしたいので手数型を選んでみた」など、自身の目指す運用のかたちに応じて個性を選び、「エージェント」を決めてみるのも良いでしょう。
通貨ペアや取引履歴、テクニカルなどのデータから 「エージェント」を探す方法

「エージェント」の対象通貨ペアや取引履歴、テクニカルなどのデータを分析し、その分析内容から「エージェント」を探す方法もあります。どのデータに注目すればいいのか、ここでは参考までに2つの分析例を紹介します。
(例1)取引結果から傾向を分析
「エージェント」の新規取引価格、決済価格を見て、どこで売買しているのかをチャートを見ながら検証すれば、取引スタイルや取引の癖などが顕著に分かる「エージェント」もあるでしょう。
そうした分析をもとに「エージェント」を選び、自身が取引しようと考えていた通貨ペアの取引を任せてみる、という方法もありますね。
(例2)特定の相場における売買を分析
過去の特定の相場トレンドで成績が良かった「エージェント」は、今後似たような相場トレンドが発生した際に、活躍を期待できるかもしれません。
例えば、いまドル円の上昇トレンドが起きているなら、過去のドル円上昇トレンドで成績が良かった「エージェント」を探す、という考え方です。
このように様々な観点から「エージェント」の特徴を分析し、自分好みの「エージェント」を探してみることは、時間を忘れてしまうほど楽しいものです。もし目当ての「エージェント」が見つからなければ、「エージェント」を自分で作ることも可能なので、ぜひ「エージェント」の作成・育成にチャレンジしてみてください。
「エージェント」を探す・選ぶ際の注意点とコツ
「エージェント」を探す・選ぶ際の注意点やコツをまとめてみました。
- 累積損益だけではなく、評価損益も見る
- 直近の取引動向もチェック
累積損益だけではなく、評価損益も見る
「エージェント」の損益は、「累積損益」だけではなく、「評価損益」も見ましょう。「累積損益」は決済をした利益と損失額の合計で、損切りをしなければ、利益だけを伸ばすことも可能です。
実際に取っているリスクを理解するためには、「評価損益」の動向を把握しておく必要があります。マイメイトに限らずFX等の自動売買サービスを利用する際には累積の実現損益だけでなく、その時の未実現損益を含んだ「評価損益」が大きすぎるものになっていないか、という点を稼働させる前に必ず確認するようにしましょう(リスクについてはこちらの記事も参考に)。
以下は「エージェント」の詳細画面で「損益曲線」というタブを押すと表示されるもので、「累積損益」と「評価損益」は別に表示されます(「損益曲線」については「『エージェント』選びにも役立つ! 損益曲線の見方とチェックすべき情報」も参考に)。

- 損益曲線のタブ:「エージェント」詳細画面に「SCORE」があるので、その中の「損益曲線」タブを押せば、チェックできます。
- 期間:取引期間を選択することができます。
- 累積決済損益:指定した期間の累積決済損益の金額です。
- 累積決済損益チャート:日次の累積損益をエリアチャート化しています。右肩上がりになっていれば期間中利益を上げ続けているということです。減少するということはその期間に損失を出していることを意味します。
- 評価損益:チャート下部の青と赤の棒グラフで表しています。青はプラスの評価利益、赤はマイナスの評価損失を意味しています。
- 最大ドローダウン:オレンジ色の累積決済損益チャートが、最も凹んだ(最大損失を出した)部分になります。この値が大きいほどリスクが高い取引をしているということになります。
直近の取引動向もチェック
「エージェント」の中には、3年間の長期的なスパンのうち、最初の方に大きな損失を出しながらも、徐々に成績を上げ、直近では取引の調子が良くなった「エージェント」もいます。そうした「エージェント」はランキングの上位には現れないかもしれませんが、活用できる可能性は秘めています。

例えば、上の「エージェント」の「損益曲線」画面を見ると、パッと見ではマイナスの方が多そうに見えます。しかし、最もオレンジ色の累積損益がマイナスになったときを境に、成績は良くなりつつあります。ちょうど画像上の白い線(対象通貨ペアの価格)が下落するにつれ、利益を上げたように見えるので、「エージェント」は下落トレンドでの取引のコツをつかんだのかもしれません。
このように、直近の取引動向も稼働前にチェックすると、いまの相場で調子の良い「エージェント」を探せる可能性が広がります。一方で、過去の相場では成績が良かったものの、いまの相場では調子を落としている「エージェント」も判断できる可能性があります。
最後に
「エージェント」の探し方の参考情報を紹介してきましたが、ここでの内容はほんの一例です。
実際に「エージェント」を稼働させ、取引を任せてみてから、気づくこともあります。また、「エージェント」を自分で作るときにも、「エージェント」探しの方法に新たな発見が現れたりします。
「エージェント」を選んで終わりにせず、「エージェント」がどんな取引をするのかにも注目しておくと、今後の運用に必ず役立つはずです。
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